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カラートリートメントで白髪をしっかり染める使い方は?選び方やヘアカラーとの違い

1回で驚きの染まり?白髪用カラートリートメントの染まりをシミュレーション

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歳を重ねていくと気になる白髪。一度染めてもすぐに根元は白くなってしまったり、気づくと白髪の量が増えていたり……。その度に美容院に行くコストや、染めることでの髪の毛への負担が気になる方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな悩みを解消すべく、バスタイムに白髪ケアができるカラートリートメントのメリットや効果的な使い方について、商品開発担当の園田朋也さんにお話を伺いました。

ヘアカラーエキスパート

ホーユー株式会社
総合研究所 研究員

園田 朋也さん

目次

白髪用カラートリートメントの特徴

白髪用カラートリートメントとは

白髪用カラートリートメントとは、トリートメントに色素が入っており使うたびに徐々に白髪が染まるものです。

通常のヘアカラーは毛髪の内部まで染まりますが、カラートリートメントは色素が髪の表面や少し内側に吸着、浸透し染まる仕組みになっています。

カラートリートメントの染まる仕組み

特徴1:髪へのダメージがない

カラートリートメントは、通常のトリートメントに色素が配合されているため髪の毛へのダメージがなく白髪ケアをすることができます。また、トリートメント成分が入っているためヘアケアとしても有効です。

ただし、髪の毛へのダメージがない代わりにカラートリートメントでは髪の毛を明るくすることはできません。髪の毛を明るくしたい場合はヘアカラーで染める必要がありますので覚えておいてください。

特徴2:ノンジアミンで低刺激

多くのカラートリートメントがジアミンフリーのため、ジアミンアレルギーの方でも使用できる場合が多いです。パッチテストも不要のため、白髪が気になってきたけどヘアカラーに不安がある方でも始めやすいものとなっています。

また、においや刺激が少ないためヘアカラーのツンとした匂いや刺激が気になる方にもおすすめです。

白髪用カラートリートメントの選び方

染毛力で選ぶ

カラートリートメントは徐々に染まるタイプの商品のため、ヘアカラーと比べると1回での染まりは弱いもの。でも、白髪を隠すためにはなるべくしっかり染まってほしいですよね。カラートリートメントの中には染毛力が高いタイプのものもあるため、染毛力でカラートリートメントを選んでみることをおすすめします。

『シエロ カラートリートメント』は“高密着ナノカラー処方”を採用することにより、染毛力が格段に上がりました(当社旧品比較)。毛髪内部へ浸透する染料(HC染料)と、毛髪表面に吸着する染料(塩基性染料)の2種類がバランスよく処方されているため、一般的に染まりにくいと言われるしっかりとした毛質の方でも染まりやすくなっています。

園田さん

従来、白髪用カラートリートメントの染毛力は弱いと言われ続けていましたが、『シエロ カラートリートメント』の商品開発では染毛力を重視。旧品と比べて、3回分の染まりを1回で実現できるような処方設計となっています。

「全体使い」か「リタッチ使い」かで選ぶ

定期的にヘアカラーを行っていて、その間に伸びてきた白髪のケアとしてカラートリートメントを使いたいという方も多いです。

生え際や分け目の根元だけにカラートリートメントを使う場合、カラートリートメントがチューブから手に多く出すぎてしまったり、ピンポイントに塗るのが難しかったりします。

根元に伸びてきた白髪のリタッチとしてカラートリートメントを使用するなら、リタッチ用として出ているカラートリートメントを選ぶと使いやすいでしょう。

園田さん

『シエロ カラートリートメント』にはリタッチ用と全体用があります。ノズルが異なっていて、リタッチ用で採用しているのは“直塗りノズル”。生え際の気になる部分に狙って使え、かつカラートリートメントがちょうどいい太さで出てくるよう口径の大きさを工夫しました。一方、全体用は大容量チューブでたっぷり使えるようになっています。

より手軽に、自由度が高く使えるようにとこだわったのがノズル部分。
右側がリタッチ用の”直塗りノズル”。

トリートメント成分で選ぶ

髪や地肌をいたわりながら染めることができるのが、白髪用カラートリートメントの特徴。トリートメント成分もしっかりと確認して選びましょう。

園田さん

『シエロ カラートリートメント』はアルガンオイル※1、ツバキオイル※2、オリーブオイル※3と3つの天然由来のツヤ成分を採用し、艶やかな髪の毛へと導きます。また、クリーム全体の自然由来指数は90%以上を実現しています。

  • 1 アルガニアスピノサ核油
  • 2 ツバキ種子油
  • 3 オリーブ果実油

たった一回で驚きの染まり

あなたの髪の染まりをシミュレーション!

AIがあなたの髪色と白髪量を判定!

ナチュラルブラウンとダークブラウンの2種類のカラーから選べる「シエロ カラートリートメント」。試してみたいけれど似合う色がわからない、どれくらい染まるのか確認したい、という方におすすめなのが、「シエロ ヘアカラーシミュレーション」。

スマートフォンで自分の顔を撮影することで、AIが地毛の色や白髪量を判定して、実際の染まり方に近い仕上がりイメージをシミュレーションできます

アプリのダウンロードや面倒な登録も必要なく、WEBサイトから手軽に試すことができるので、テスター感覚で手軽に染まりを確認することが可能です。

「シエロ カラートリートメント」の染まりをシミュレーションできる

白髪用カラートリートメントは、仕上がりのイメージがつかみにくく選びにくいと感じる人も多いですよね。

そんなときに、『シエロ ヘアカラーシミュレーション』が大活躍。

スマホで自分の顔と髪を写して「シエロ カラートリートメント」を1回・2回・3回使った場合の染まり方をシミュレーションすることができます。仕上がりのイメージが分かると安心です。

元の白髪状態

「シエロ ヘアカラーシミュレーション」の使い方

1:「シエロ ヘアカラーシミュレーション」サイトに飛ぶ

「シエロ ヘアカラーシミュレーション」サイトへ飛び、「シエロ カラートリートメント」をタップしてスタート。

【推奨環境(スマートフォン)】iPhone: iOS11以上、Safari v11.2以上 Android: OS6.0以上、Chrome v70.0以上

2:カラーとシミュレーション方法を選択

「ナチュラルブラウン」/「ダークブラウン」から、試したいカラーをプルダウンで選択し、シミュレーション方法を「カメラで撮影する」「既存の写真をアップ」「モデル写真でお試し」の3つから選びます。
今回は「カメラで撮影する」を選択します。

3:自身の顔を撮影しシミュレーション

カメラへのアクセスを許可して、インカメラで髪の毛も入るように自身の顔を撮影し、染まりをシミュレーション!

3回目までの染まり方のシミュレーションができます。自分の白髪量に合わせて染まりをシミュレーションできるのでイメージしやすい! 

また、「シミュレーション結果」をダウンロードすると、使用前〜3回目まで一枚画像で確認できるので、ちょうど良い髪色や、使用経過も想像できます。

白髪用カラートリートメントでしっかり染める使い方

カラートリートメントの染毛力をさらに効果を発揮させるためには使い方も重要。しっかりと染めるポイントを園田さんに伺いました。

乾いた髪に使用する

『シエロ カラートリートメント』は乾いた髪でも濡らした髪でも使えますが、乾いた髪の毛に使う方がより効果は感じられるそうです。

園田さん

乾いた髪の毛に使ってもらう方が、より色は入りやすいです。染まりを重視する場合は、シャンプー後の濡れた髪の毛ではなく、シャンプーをする前の乾いた髪の毛にカラートリートメントを使用し、その後シャンプーを行う使い方でもいいですね。

髪の量に合わせてたっぷりと使用する

一回につき使う量は、髪の長さや量によって変えるのがおすすめとのこと。たっぷりと髪に塗ることが重要です。

園田さん

全体に使う場合は、セミロングヘアでピンポン球3個分、ショートヘアでピンポン球1〜1.5個分くらいが適量です。リタッチ用を使う場合は、リタッチしたい部分にたっぷりと塗ってください。

リタッチではブロッキングする

伸びてきた髪の根元を染めたい場合は、リタッチ用の直塗りノズルを使い髪の毛を分けてブロッキングしながら塗るといいそう。

園田さん

根元に沿ってノズルで髪を薄く分けながら、髪の根元にしっかりトリートメントを塗りましょう。

根元から全体へ塗り広げる

根元から生えてくる白髪に重点的に塗ってから、髪の中間、毛先へと塗り広げましょう。

園田さん

たっぷりとカラートリートメントを出したら、指の腹で根元をこすりながらなじませ、根元から全体へ広げていくのがおすすめです。

放置時間を長めにとる

目安の放置時間は5~10分ほどですが、しっかり染めたい場合は長めに置いてみてください。

園田さん

目安の放置時間は5~10分ほどですが、しっかり染めたい場合は長めに置いてみてください。

継続的に使用する

きれいな髪色を持続させるためには、週2〜3回の使用がおすすめとのこと。

園田さん

使い始めは3日連続で使ってみてくださいその後は週に2〜3回の頻度で使用することで、自然な髪色が続きますよ。

白髪用カラートリートメントQ&A

白髪用カラートリートメントによくある疑問にお答えします。

Q:一度の使用できちんと染まるの?

白髪用カラートリートメントは、一度の使用で白髪が完璧に染まることはありません。白髪用カラートリートメントには、白髪用ヘアカラー(永久染毛剤)のようなキューティクルを広げて髪の内部まで染料を浸透させる作用はなく、髪の表面をコーティングするように色素を浸透させていきます。そのため、使用回数を重ねるごとに色が定着していくので、急な髪色の変化を周囲にばれたくない人にも適していますよ!

Q:色落ちが早いって聞いたけど本当?

白髪用カラートリートメントの使用をやめると、商品によって異なりますが一般的には1~2週間で退色していくことが多いです 。また、汗をたくさんかいたり、プールやサウナ、温泉などに入ると多少色落ちする可能性があります。他のカラーリング剤と比べると約半分程度の色持ちですが、全体の色がじわじわと落ちていくので、生え際の白髪が目立つ“プリン状態”にならない点が白髪用カラートリートメントのメリットのひとつです。

Q:地毛(黒髪)も染められるの?

髪の表面にコーティングするような染まり方をするため、地毛の髪色を明るくすることはできません。白髪、もしくは、すでに明るくなっている部分を暗くすることはできますが、黒髪や暗い髪色では変化を感じられないため、あくまで白髪用として使用しましょう。

Q:美容院のヘアカラーと併用はできる?

カラートリートメントは次の美容院までの白髪隠しにもぴったりのアイテムですが、商品によっては美容院でのヘアカラーに影響が出てしまい、思わぬ染まり方をすることもあります。美容院でヘアカラーをする際は事前に美容師さんへ白髪用カラートリートメントを使っていることを伝えておくと安心です。

白髪用カラートリートメントはダメージが気になる方だけでなく、自然な髪色を持続したい人にもおすすめなアイテム。自宅でのバスタイムで手軽に白髪のケアができるのは、忙しい生活を送る人にもうれしいですね。まずはご自身に合う色をシミュレーションするところから始めてみてくださいね。

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【出典】Ushico / PIXTA(ピクスタ)

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