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リタッチとは?フルカラーとの違いやメリットデメリットを解説
2024.02.02
ヘアカラーリング
この記事ではリタッチカラーがどういうものなのか、フルカラーとの違いやメリットデメリットを解説していきます。
記事を読んで、自分にはリタッチカラーが向いているのかどうか確認してみてくださいね!
この記事の監修
ヘアスペシャリスト
ホーユー株式会社
総合研究所 研究員/博士(医学)
今井 健仁さん
リタッチカラーとは?
リタッチ(部分染め)とは、新しく伸びてきた髪とすでにカラーされた髪色の差を補正することです。通常は新たに伸びた部分を中心に染めます。
白髪染めの場合は、生え際などの新しく伸びた白髪が特に目立つため、こまめなリタッチが大切です。
リタッチは美容院でお願いすることも、セルフカラーで行うこともできます。
白髪染めできれいな髪色を保つには、伸びてくる白髪をこまめにリタッチする必要があるためセルフカラーでのリタッチが便利です。
セルフカラーでリタッチをする場合にはクリームタイプがおすすめ。根元の気になる白髪から染めていきます。
リタッチとフルカラーの違い
リタッチ(部分染め)とフルカラー(全体染め)の違いは染める範囲にあります。
リタッチカラーで染める範囲は根元の新しく伸びてきた部分だけ。前回染めてから伸びてきた地毛の部分を染めていきます。
一方、フルカラーでは根元から毛先まで髪全体を染めていきます。
根元のみを対象とするリタッチカラー
リタッチカラーは、伸びた部分をピンポイントに染める方法です。
いわゆるプリン状態になった根元や伸びてきた白髪をなじませて、根元から染まった髪色になります。
根元だけを染めるため、全体を染めるよりも髪のダメージをおさえることができます。
一方、根元以外は染めないため、全体的には前回染めた髪色のままとなります。
全体を染め上げるフルカラー
フルカラーは、髪の全体を染めるカラーリングのこと。
一般的に言われるヘアカラーは、このフルカラーを指すことが多く、全頭カラーと呼ばれることもあります。
同じカラーを髪全体に均一に入れるため、全体的にきれいな髪色に仕上がります。
おしゃれ染めで好きな髪色を楽しみたい方は、全体を染め直すのがおすすめです。
リタッチカラーがおすすめな人
こちらの内容に当てはまる人はリタッチカラーがおすすめです。
伸びてくる白髪が気になる人
白髪染めをしていても、日にちが経つごとに髪が伸びて根元の白髪が気になってしまう方も多いですよね。
白髪染めの場合は伸びてきた白髪と前に染めた部分との色みの差があるため、特にリタッチカラーがおすすめ。
リタッチカラーをうまく取り入れることで髪のダメージもおさえながらきれいな髪色を維持しましょう。
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プリンだけを直したい人
髪が伸びて根元だけ地毛の色になることを「プリン」といいますよね。
今の髪色が気に入っていて、髪全体を染め直したいわけではないけれど「プリン」の状態が気になる場合にはリタッチカラーがおすすめです。
ブリーチカラーをしている人
ブリーチを行った人は、伸びてくる地毛の色とブリーチした部分との色みの差が大きく出てきてしまいます。
根元だけ地毛の暗い色になってしまうため、根元だけをブリーチしてリタッチするのもおすすめです。
リタッチのメリットデメリットは?
ここからはリタッチカラーのメリットとデメリットをご紹介します。
リタッチカラーのメリット
リタッチカラーのメリットを3つ挙げていきます。
ダメージをおさえられる
リタッチカラーは、根元部分のみの染毛です。前回染めた部分は染めないので、ヘアカラーによるダメージをおさえることができます。
フルカラーよりもセルフカラーに挑戦しやすい
白髪染めでセルフカラーに挑戦してみたいけれど、難しそうで試せていないという方にはリタッチカラーから試してみるのがおすすめ。
顔周りの生え際や分け目の気になる白髪部分を染めるだけなので、薬剤を塗る範囲も狭く挑戦しやすいですよ。
経済的にきれいな髪色を保つことができる
毎回フルカラーで染めるよりも、間にリタッチカラーを取り入れる方が経済的です。
特に白髪染めの場合、白髪が気になるたびにフルカラーをしていると経済的な負担も大きくなってしまいますよね。
フルカラーをした後、2~3か月後にはフルカラーの全体の色みが落ちています。フルカラーの後にリタッチカラーを2~3回繰り返し、2~3か月後にフルカラーを行うと良いでしょう。
リタッチカラーのデメリット
リタッチカラーのデメリットもあるので確認しておきましょう。
前回のフルカラーと同じ色で染める必要がある
リタッチカラーでは根元の色を全体の色に合わせて染めるため、髪色を変えることはできません。髪色を変えたい場合はフルカラーをしましょう。
また、全体の色と異なる色でリタッチをしてしまった場合は髪色の差ができてしまいます。
美容院で染める場合でも、市販品で染める場合でも、前回どの色み・明るさで染めたのか覚えておきましょう。
毛先の色落ちが気になることも
リタッチカラーでは全体の髪を染めないため、色落ちしている場合は気になる可能性があります。
特に、毛先は色落ちしやすく、ヘアカラーから日にちが経つごとに色が落ちていきます。
地毛の色に近い白髪染めであればあまり気になりませんが、アッシュやピンクなどの色みの入った白髪染めやおしゃれ染めをしている場合はフルカラーで全体の髪を染めた方が良い場合もあるでしょう。
ヘアカラー 頻度の目安
髪の毛は1カ月で約1~1.5cm伸びますので、定期的なヘアカラーリングを行うことが、きれいな髪を保つポイントです。
白髪用ヘアカラーでは、伸びた白髪が目立ってくる1カ月くらいで次の染毛を行うことをおすすめします。
リタッチカラーの適切なタイミング
新しい白髪が伸びてくる度に全体染めをしてしまうと、前回染めたところへの負担が大きくなってしまいます。
新しく伸びてきた白髪を部分染めすれば、髪への負担を減らしながら全体の髪色を保つことができます。
全体染めの色が落ちる2~3カ月後までに、部分染めを2~3回繰り返します。
その後、全体の色味を整えたり、部分染めでは塗りにくい後頭部の白髪をしっかり染めたりするために、次の全体染めをします。
セルフカラーを活用する方法
サロンカラーの合間のリタッチとしてセルフカラーを活用すると、ご自宅で白髪のメンテナンスをすることができます。
忙しくて美容院に行く時間が取れない方や、頻繁に美容院に行くのはためらう方はセルフカラーを併用するのもおすすめですよ。
セルフリタッチのポイント
セルフカラーでリタッチする場合は、狙ったところに薬剤を定着させることのできる「クリームタイプ」の白髪用ヘアカラーが向いています。
根元や生え際に塗りやすい独自開発のコームで、新しく伸びてきた根元の白髪や、固まって生えている白髪をしっかり染めることができます。
さらに、クリームタイプは必要な分だけ使えて残りは取っておけるので、根元・生え際のリタッチに便利です。
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- ヘアカラーを安全にお使い頂くために
- ※使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。
- ※ヘアカラーでかぶれたことのある方は絶対に使用しないでください。
- ※ご使用の前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をしてください。
セルフフルカラー時の注意点
白髪用ヘアカラーで色選びに迷ったら、希望よりも少し明るめの色 (仕上がりの明るさを示す番号が1つ明るい商品) にすると失敗が少ないでしょう。
いったん暗く染まった髪を明るく染め直すのは難しいため、はじめは少し明るめの色の方が安心です。
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