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髪がパサつく原因は?ツヤ髪のためのヘアケア方法
2022.10.03
ヘアケア
「最近、髪の毛のパサつきやツヤがなくなったのが気になる」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
髪がパサついていると、スタイリングしてもまとまらなくてストレスになりますよね。髪のパサつき防止のために、普段からできるヘアケアを取り入れてみませんか。
今回は、髪のパサつきの原因と、自宅でできる改善ケア方法を解説していきます。
監修
ホーユー株式会社 総合研究所 基盤技術研究室 研究員
博士(医学)
今井 健仁さん
髪がパサついた状態って?
ここでは、髪の毛がどのような状態だとパサついていると言えるのかを解説していきます。
毛先が絡まっていて指通りが悪い
髪の毛の内部に水分が足りておらず、もつれる頻度が高く指通りが悪い状態は、髪の毛がパサついていると言えます。
乾燥が進んでパサついている状態の髪の毛は、寝る前に洗い流さないトリートメントで保湿しても、朝起きたら毛先がパサパサで絡まっていることが多いと思います。
枝毛や切れ毛が多くある
湿度が低く、空気が乾燥している冬の季節に枝毛や切れ毛が多く発生します。水分が少なく乾燥してパサついている状態の髪は、静電気や摩擦が大きくなるためブラッシングなどで切れやすくなります。
枝毛は、強引なブラッシングによって発生することも多いです。濡れた毛髪は弱い状態であるため、とくにお風呂上がりの濡れた髪をブラッシングする際は、丁寧にゆっくり行いましょう。
枝毛や切れ毛は、一度発生するとトリートメントでは修復できません。枝毛や切れ毛があると、髪の毛の見た目にも影響するので、日頃から保湿のヘアケアを行って早めに対策することをおすすめします。
髪の毛のうねりと広がり
髪の毛の水分が不足していると静電気が起きやすく、髪の毛自体も軽くなるのでふわふわと広がってしまいます。また、水分量は毛髪のダメージ状態によっても変わるため均一でなく、乾燥気味な状態の髪の毛はパサついてうねりやすいのです。
梅雨の季節は、湿気が多くうねりを感じる方も多いと思いますが、乾燥が原因でうねるケースも多いです。トリートメントで栄養分や水分を補給して、髪の内部の水分量を均一にする必要があります。
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髪がパサつく原因は?
きちんとケアをしているはずなのに、髪がパサついてしまうと憂鬱になるもの。どうして髪のパサつきは起こるのか、原因を解説します。
熱ダメージなどによる水分不足
髪の表面はキューティクルで覆われています。キューティクルの主成分はタンパク質で、うろこ状に何層にも重なっているのが健康な状態です。
しかしキューティクルが傷んでいると、髪の内部の水分を保つことができず失われてしまうことに。キューティクルが傷む原因は、間違ったヘアケアあるいはケア不足が挙げられます。
ドライヤーやヘアアイロンで間違った使い方をすると、熱ダメージによりキューティクルが傷む原因に。また、シャンプーの使い過ぎや洗いすぎによって、髪や頭皮に必要な水分や油分まで奪ってしまう可能性もあります。
傷んで開いてしまったキューティクルのままだと、内部の水分が蒸発するため髪は水分不足になり、パサついてしまうことになるでしょう。
紫外線
髪は露出していることが多いため、紫外線のダメージを受けやすいです。紫外線を浴びると水分を奪われるだけではなく、髪も日焼けをしてしまいます。
強い紫外線によってタンパク質が壊されキューティクルが損傷してしまうためです。
日焼けした髪は乾燥して、パサつきの原因になってしまうでしょう。
摩擦
濡れた状態ではキューティクルは摩擦によって剥がれやすいので、入浴後はとくにタオルでゴシゴシと拭いたりせずに優しくポンポンとタオルを髪に押し当てるようにして水分を取りましょう。
髪が濡れたまま、タオルを巻いて寝転ぶのもNGです。濡れた髪は乾いた髪よりもダメージを受けやすいので、素早く丁寧に乾かしましょう。
髪のパサつきの改善方法は?
髪の毛は、一度水分や栄養分を失ってパサついてしまっても、適切なヘアケアを行えばパサつきを改善できます。ご自宅で簡単にできるので、継続して行い、ツヤ髪を取り戻しましょう。
ドライヤー・アイロンの熱対策
髪の毛は、卵と同じようにタンパク質で構成されています。卵に熱を加えると、固くなりますよね。
髪もその変化と同じように、過度のドライヤーやアイロンの熱によってタンパク質の熱変性が起こり、固くなって手触りがごわつきます。
熱が加わることによって、髪の毛の表面をうろこ状に覆っているキューティクルが、剥がれてしまったり傷ついたりします。
キューティクルが熱ダメージを受けると、切れ毛や枝毛の原因にもなるので、できるだけ低い温度でドライヤー・コテを使いましょう。
紫外線対策
紫外線は、肌だけでなく、髪の毛や頭皮にもダメージを与えます。長時間紫外線に当たり続けると、髪の毛は水分を失い乾燥してパサついてしまいます。
また、髪の毛のタンパク質は紫外線により酸化を受けると弱くなるので、枝毛や切れ毛が発生しやすくなります。
日中は意識して帽子を被ったり、髪の毛用の日焼け止めスプレーを使ったりして紫外線をガードしましょう。
「軽やかなツヤと指通りを叶えるUVカット*スプレー」 *肌への効果
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トリートメント
ドラッグストアやスーパーなどで安価で手に入るものは、いわゆるコンディショナーやリンスに分類されます。
トリートメントとは効果が異なり、髪の表面をコーティングする役割のため、パサつきの原因の水分・栄養分不足はあまり解消されません。
一方、トリートメントには、髪の内部に栄養分や水分を浸透させて、失われた成分を補給してくれる効果があります。よって、週に数回しっかりと毛先中心にトリートメントをすると、パサつきの改善が期待できます。
ナイトキャップ
夜寝る時に自然としている寝返りによって、枕やシーツと髪の間に摩擦が生じます。その摩擦が、髪の枝毛や切れ毛・パサつきの原因となることもあります。
また、寝ている間に毛先がもつれて絡まってしまう経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
とくにロングヘアの方は、寝る前によく毛先をすいて整えていても、朝起きたら乾燥してもつれてしまっていることも多いですよね。
そこで、シルクのナイトキャップを被り、髪が寝具と触れないようにガードをすれば、パサつきの原因となる摩擦や髪のもつれを軽減できるでしょう。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージは、髪のパサつき改善というよりも、予防に役立ちます。健やかな髪を生やすためには、整った土台が必要です。
毎日頭皮マッサージをすることで、血流促進が期待できます。頭皮の血行が良くなると、髪の毛に栄養を行き渡らせられるので、髪にハリ・コシが生まれやすくなります。
道具を使わなくても、自分の手で簡単にできるので、テレビを見ている時や隙間時間におすすめですよ。
頭と顔の皮膚は繋がっているので、頭皮マッサージをすることで、顔のリフトアップにもつながるでしょう。指の腹を使って、優しくマッサージしましょう。
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今回は、髪のパサつきの原因と、自宅でできるケア方法を解説しました。
大人の女性はみだしなみの一環として、ヘアカラーや白髪染めを定期的にしている人も多いと思います。やはりカラーリングをすると見た目の若返りにも繋がりますし、髪のダメージが気になるからといって染める頻度を減らすのは、現実的な解決方法ではないですよね。
普段のヘアケアの中で、トリートメントに変えたり、寝る前にナイトキャップを被ったりするだけなので、試しやすいパサつき改善方法なのではないでしょうか。できる範囲で、ぜひ取り入れてみてくださいね。
【出典】Fast&Slow、Ushico、マハロ / PIXTA (ピクスタ)
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