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顔タイプ診断®で幸せを世界中に│岡田 実子さん Life with Colors〜わたしを彩る色〜vol.05
2024.02.27
ライフスタイル
私たちLICOLOが考える“心からの豊かな美”を実現している方々にインタビューをおこなう連載企画「Life with Colors」。第5回はイメージコンサルタントの岡田実子さんが登場。
岡田さんは会社員や専業主婦、化粧品販売の仕事を経て起業し、2017年には顔のタイプから似合う服やメイクを選ぶ「顔タイプ診断®」を生み出して注目を集めました。
女性実業家として、また母親として自分らしく歩み続ける岡田さんに、これまでのライフストーリーや美へのこだわりを伺います。
Life with Colors〜わたしを彩る色|vol.05
日本顔タイプ診断協会 代表理事
イメージコンサルタント
岡田 実子さん
2016年に銀座にイメージコンサルタントスクール「HAPPY SPIRAL Academy」を設立。2017年に日本初となる顔のタイプを8つに分類して、似合う服を分析する理論「顔タイプ診断®」を確立。現在は顔タイプ診断®、パーソナルカラー診断、骨格診断、パーソナルスタイリストなどのプロを育成している。
著書に「顔タイプ診断®でみつかる本当に似合う服」「自分史上最高のキレイが手に入る顔タイプメイク」(ともに、かんき出版)がある。
- 目次
夫の「あきらめたら?」のひと言が
夢の実現に向けて背中を押してくれた
──岡田さんは女性の魅力を引き出すプロとして活躍されていますが、ファッションやメイクなどには幼い頃から興味があったのでしょうか。
岡田実子さん
小学生時代の夢はファッションデザイナーで、自分でワンピースなどのデザイン画をノートに描きためたりしていました。中学生時代はメイクアップアーティストに憧れていました。
そんな経緯から大学卒業後はアパレル業界を目指したのですが、結局は他分野の企業に務めた後、25歳で結婚して専業主婦に。
でも、やっぱり「何か輝けることがしたい」という思いが捨てきれなくて、パーソナルカラーの学校に通い始めたんです。
その後、近所の化粧品店で販売のアルバイトをするうちに「売り上げのためではなくお客さまが本当にキレイになるために役立つことをしたい」という思いがどんどん大きくなって。同時にイメージコンサルタントという職業があることを知り、なりたいなという夢を抱き始めました。
──今ではその夢を実現されていますが、何がきっかけになったのでしょうか。
岡田実子さん
その後数年間は、そうした夢を持ちながらもそのまま販売の仕事を続けていました。でも、夫には「イメージコンサルタントになりたい。夢なんだ」とことあるごとに語り続けていたんです。
夫も「すごく合っているしいいと思うよ!」とずっと応援してくれていたのですが、ある日、突然「もうあきらめたら?」と夫から言われたんです。「君は夢を語るだけで何もやらないじゃない、それじゃ叶うはずもないしその程度の夢だったらあきらめたほうがいい」って。
そこで初めて、夢は何もしなければ叶わないんだと気づかされたわけです。それまでの私は「夢は描けば叶う」と思っていたんですね。その考え方が夫のひと言で大きく変わって、もう一度学校に行き直そうと決心しました。30代に入った頃のことです。
──子育ても大変な時期だったと思います。一大決心でしたね。
岡田実子さん
はい。今度は初めから「イメージコンサルタントになる」「起業する」と目標を決めて、それが達成できる学校を選んで通い始めました。子どもがまだ小さかったので、学校に行く日は義理の両親にお願いし子どもを預かってもらって。遠慮や申し訳なさでいっぱいでしたが、今これをやらないと自分の人生は変わらないと思って、勇気をふるい起こして学校に通える状況を作りました。
5,000人以上の診断経験をもとに
独自メソッド「顔タイプ診断®」を考案
──起業までの経緯とその後の道のりを教えてください。
岡田実子さん
学校を卒業後、今度はすぐにイメージコンサルタントとして起業し、自宅の一室で個人向けのコンサルティングを開始しました。
その後、2人目を出産して育児も少し落ち着いたところでお店を構え、メイクや骨格診断、スタイリストなどのスクールに通って勉強しながら仕事の幅を広げていきました。
そうしてさまざまなお客さまとお会いするうち、やがて「服やメイクは、パーソナルカラーや骨格だけでは似合うものがわからず、顔立ちにも合わせて選んだほうがいい結果を得られるのではないか」と気づき始めたんです。
そこで、この感覚を理論立てられたらと思って、5,000人以上のお客さまの写真をもとにひとりで研究を始めました。2年ほど試行錯誤した後、ようやく完成したのが現在の「顔タイプ診断®」というオリジナルメソッドです。
──「顔タイプ診断®」とはどのようなものなのでしょうか。
岡田実子さん
顔の形や立体感、パーツの特徴などから、子ども顔or大人顔、直線or曲線のどちらが多いかによって8つのタイプに分類するものです。
診断結果からは、似合うファッションのテイスト(服のイメージ・ブランドの系統)や柄、素材、アクセサリー、それから髪型やメイクなどが分かります。
顔タイプ診断®は、美しいか美しくないかを診断するのではなく、誰もが持つその人ならではの魅力を引き出すためのものです。
診断を受けることで見た目が変わり、気持ちが変わり、行動が変わり、人生が変わる。
皆さんの人生に、そんな幸せの連鎖を巻き起こしていけたらと思っています。
──2016年には、イメージコンサルタントとメイクのプロを養成する学校「HAPPY SPIRAL Academy」を設立されましたね。
岡田実子さん
それまではずっとひとりで活動していたのですが、あるとき、この分野のプロを増やさないとおしゃれでハッピーになる人も増えない、世の中も変わらないと気づいたんです。
そのときたまたま出会ったアフリカのことわざも大きな刺激になりました。「早く行きたいならひとりで行きなさい。遠くに行きたいならみんなで行きなさい」という言葉なんですが、それを聞いて思考がガラッと変わりました。世の中を変えたい、それにはプロを増やしてみんなの力で遠くにたどり着けるようにしないとって。
今では、顔タイプ診断®の普及こそが私の使命なんだなと感じています。これをパーソナルカラー診断や骨格診断に並ぶ一般理論にしていかなければいけない。そんな思いから、2017年には「日本顔タイプ診断協会」も設立しました。今後はさらに活動の幅を広げていきたいと思っています。
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自分の「似合う」を広げていく感覚で
服選びや髪色選びを楽しんで
──岡田さんご自身は髪色やヘアスタイルにどんなこだわりをお持ちですか?
岡田実子さん
髪色は「似合う×ファッション性×誰に会うか」で決めることが多いですね。
自分の「好き」だけでなく、お相手に自分をどう見せるべきか、どう見せたいかという点も大切にしています。
ヘアスタイルも今までに何度か変えてきていますが、頻度はそれほど高くありません。大胆に変えるよりも常に似合うスタイルでい続けたいと思っているので、2〜3年に一度イメージチェンジするぐらいです。
ただ、ずっと同じテイストでいると「似合っているけど古臭い」になってしまうので、その時々のファッショントレンドに合わせて髪色やヘアスタイルも見直します。
髪色にもそのときのトレンドを取り入れたほうがバランスがいいですから、ハイライトを細かく入れていたこともありますし、そのうちインナーカラーも試してみたいと思っています。
──読者に向けて、今より似合う髪色や服を選ぶためのアドバイスをお願いします。
岡田実子さん
自分の魅力を引き出す上で、髪型や髪色はとても重要です。顔の周りを囲んでいる部分なので、全体の印象にも非常に影響してきますね。
髪色に関して何かアドバイスするとしたら、選ぶ上では2種類の観点があることを知ってもらえたらと思います。
──2種類の観点ですか?
岡田実子さん
ひとつはパーソナルカラー。どんな色を選べば肌がキレイに見えるかという観点ですね。
もうひとつは顔タイプで、顔のイメージと色のイメージを関連させて見るという観点。自分と似たような顔立ちの芸能人の髪色を見て「いいな」と思ったら、その色は似合う可能性が高いと言えるでしょう。
あとは「ずらす」という考え方も大事。ファッションだったらボトムスや靴だけ変えてみる、髪色だったら好きな色をまずはハイライトやインナーカラーで入れてみるなど、普段の自分から少しずつずらしていくのがおすすめです。
今の自分を中心に据えて、「似合う」をどこまで広げられるか──。
そんな感覚でチャレンジすると、服選びも髪色選びもグンと楽しくなると思います。
幸せで輝いている人、笑顔の人を
世界中に増やしていきたい
──お忙しい毎日だと思いますが、仕事と家庭はどのように両立されているのですか?
岡田実子さん
起業する際、自分に対する約束ごととして「絶対に、家庭も仕事も充実している状態を作る」と決めていました。
そのため、子どもが小さいうちは仕事量を抑え、出張も下の子が中学生になるまでは行かないようにしていました。でも、今は子どもたちも20歳と16歳になったので、私もかなり自由に飛び回っています(笑)。
あと、食事は、お弁当含めて3食絶対に私が作ります。最近は夫がつくってくれることもありますが、ちゃんと家事をしてご飯を用意して晩御飯は必ず家族一緒に食べるというのが私の持つ家庭像です。
そのほか、食事はご飯とおかず、主菜、副菜を必ず作るとか、毎朝玄関で見送って「いってらっしゃい、今日もいい1日でね」って言うとか、両立に関してはそんなマイルールがたくさんあります(笑)。
いずれも、ただ自分がそうありたいと思ってやっていることなので、嫌だと思ったことは一度もありません。
──今後について、目標やチャレンジしたいことなどを教えてください。
岡田実子さん
今後は、日本顔タイプ診断協会の活動範囲をもっと広げていきたいですね。
顔タイプ診断®はすでに台湾や中国本土、韓国でも普及しつつありますが、さらに範囲が広がるよう活動を続けていきたいと思っています。範囲を広げれば、それだけ笑顔になれる人も増えるはずですから。
この仕事に就いて以来、私は常に新しいことにチャレンジし続けてきました。この仕事に関わるすべてのことが大好きなので、そうしたチャレンジも含めてずっと楽しくてしょうがない状態です(笑)。
これが私の生きたい人生そのものですし、今後も幸せで輝いている人を世界中に増やせるよう行動していきたいと思います。
取材を終えて
仕事と家庭を両立しながら、イメージコンサルタントになりたいという夢を叶えた岡田実子さん。
今後も「その人ならではの魅力を引き出す」ことを信条に活動の幅を広げ、多くの人を笑顔にしていきたいと語ります。
自分に似合うファッションやヘアスタイルを見つけたい人は、岡田さんのオリジナルメソッド「顔タイプ診断®」を活用してみるのも一手。
同時に髪色も、いつもの色から少し“ずらす”ことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最後に、岡田さんの心を明るく華やかにする「COLOR JITSUKO's HEART」を紹介してもらいました。
COLOR JITSUKO's HEART「都会の緑を楽しむこと」
私は都会の中の自然が大好きです。田舎で育ったので今も山や緑を見るとホッとしますが、同時に都会に憧れていたので都会の景色を楽しみたい気持ちもあるんですよ。
その両方を得られるから、都会の中の自然にときめくんだと思います。自宅のベランダからの景色や、広い空と緑とビルの景色を見ると、リフレッシュできて元気になれますね。
写真/畠中 彩 文/辻村 洋子
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