<

美容院で上手なオーダー、失敗しない頼み方は?初めてでも安心!

美容院で上手なオーダー、失敗しない頼み方は?初めてでも安心!

Share

  • Facebook

なりたい髪型を美容院でオーダーするのって意外と難しいですよね。美容院に行ったのに、「思っていた仕上がりと違う!」という経験をしたことはありませんか? 「美容院で気に入った髪型にならない」「白髪染めのオーダー方法が知りたい」、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、美容師の北野さんにうまくいく髪型のオーダー方法を解説していただきます。この記事を読めば、美容師にしたい髪型をうまく伝えられる方法が分かるので、気に入った仕上がりになる確率が上がるはずですよ!

目次

美容師が教える思い通りの髪型に近づくオーダー方法

長さはセミロング、イメージは優しく可愛い印象の髪型。髪色は赤みのあるブラウンにハイライトを入れ白髪をぼかしています。

現役美容師が思う伝わりやすいオーダー方法を紹介していきます。いつもカウンセリングで上手く伝えられているのか不安な方は、ぜひ参考にしてみてください。

準備:なりたい「長さ」「イメージ」を決めておく

カットをしてもらう場合、なりたい髪型の「長さ」と「イメージ」を決めましょう。

「長さ」については、このまま伸ばすつもりなのか、長さを変えるのかを決め、長さを変えるのであればどの長さにするのか? 考えてみましょう。

「長さ」と「イメージ」を決めておくことで、なりたい髪型が見えてきます。

準備:なりたい「髪色」を決めておく

つぎに、カラーをしてもらう場合はなりたい「髪色」を決めましょう。

まずは今より明るくするか、暗くするか、今の明るさを維持するかを考えてみましょう。

明るさが決まったら、色味も考えてみてください。アッシュ系、ベージュ系、ピンク系、オレンジ系など、さまざまな色味がありますが、細かい色味がわからない場合はざっくりとなりたい「イメージ」から色を連想してみるとわかりやすいですよ。

準備:「長さ」「イメージ」「髪色」を伝える写真を3枚以上用意する

なりたい「長さ」「イメージ」「髪色」が伝わるように、写真は複数枚用意しておきましょう。3枚以上あると、雰囲気やヘアスタイルの共通点が見えるのでゴールが見えやすく失敗しにくくなりますよ

また、正面・サイド・バックの写真を用意できると、なお良いです。普段から「やってみたい!」と思ったスタイルの写真は、スクリーンショットや保存しておくと美容院に行くときにリサーチする必要がないのでおすすめです。

まだなりたい髪型がはっきりと決まっていない場合は、画像を用意していなくても大丈夫。担当の美容師さんが色々提案をしてくれるので、一緒に考えるのも一つの手です。

ただ、カウンセリングに使える時間は限られているので、相談する内容は事前に決めておきましょう。

オーダー:写真を見せながら希望の髪型を伝える

準備しておいた写真を見せながら、なりたい「長さ」「イメージ」「髪色」を伝えましょう。言葉だけで伝えることに不安がある方でも、写真があれば認識の齟齬なく伝わる可能性が高まります。

また、違うスタイルの写真を複数枚用意した場合はどの写真のスタイルが最もなりたい髪型に近いか、そのスタイルのどういうところが良いと思うのかを伝えることで、あなたが大切にしたいポイントが伝わります。

オーダー:ヘアカラー履歴を伝える

カラーをする場合、直近数回のヘアカラー履歴と、過去数年間に白髪染めやブリーチ、黒染めのヘアカラー履歴がある場合はそれを含めて、カウンセリングのときに伝えるようにしましょう。

とくにロングヘアの毛先には、数年前に染めたヘアカラーの色素が残っている可能性があります。白髪染めや黒染めの濃い染料が髪の毛に残っていると、思い通りの色に一回でならないケースが多いです。

美容室で染めたヘアカラー履歴だけではなく、自宅で染めるセルフカラーの履歴も、とても重要なので伝え漏れがないようにしましょう。

オーダー:パーマや縮毛矯正などの施術履歴を伝える

ヘアカラーだけではなく、パーマや縮毛矯正履歴がある場合も同じように伝えてください。過去の履歴によっては、したいヘアスタイルができない可能性もあるので、美容師さんと相談しながら決めていきましょう

オーダー:嫌な髪型を伝える

なりたい髪型を伝えるのはもちろんですが、なりたくない髪型も合わせて伝えておきましょう。「いつもここが失敗されやすいから気を付けて欲しい」とか「眉を出したくない」「毛先が軽すぎるのは嫌」等の要望も、美容師からすると分かりやすくてありがたいオーダーです。

嫌な髪型を伝えておくことで、仕上がりの失敗を防げる可能性が高まりますよ。また、なぜ嫌なのかという理由も合わせて伝えておくと、美容師が新たにヘアスタイルを提案できるので重要な情報となります。

オーダー:髪質やスタイリングの悩みを伝える

髪質やスタイリングで悩みがある方はオーダー時に伝えておきましょう。例えば、「前髪がうねってしまう」「髪が広がるのでスタイリングが大変」「根本にボリュームがないのが悩み」など。

具体的な髪の悩みを共有してもらえれば、美容師は改善するためのカットやスタイリングを提案することができます。

また、髪の毛だけの悩みに限らず顔やイメージの悩みがあれば伝えてみるといいでしょう。「エラが張っているのが気になる」「つり目でキツく見られがち」「年齢よりも老けて見られる」など。

見た目への髪の毛の影響は顔と同じくらい大きいもの。顔やイメージの悩みに対しても、髪型やヘアカラーで改善することが出来るかもしれません。ぜひ美容師へ相談してみてくださいね。

思っていたのと違う!となりがちなオーダー

長さはショート、イメージは綺麗で清楚な雰囲気。髪色は明るいオレンジブラウンでふんわり感を演出。

お客様からのオーダーを上手く汲み取るのは美容師の役割ですが、オーダーが伝わらなくて悲しい気持ちになるのは嫌ですよね。美容院に行く前に、気を付けたいオーダーを確認しておきましょう。

あいまいなオーダー

理想の髪型にしてもらうには、初めのカウンセリングがとても重要です。髪型をどうしたいのかハッキリと伝えないと、お互い完成図があいまいのまま施術が進み、どんなに技術が上手い美容師でも希望通りの髪型にはしてくれません。

美容師とお客様の完成イメージがしっかりと共有できていないと、良い結果にはなりません。美容師とお客様、双方に不安要素がない状態で施術を進めていくのが理想的です。

なりたい髪型は決まっているけれど、美容師さんを前にすると緊張してなかなか上手く話せない人も多いと思いますが、理想の髪型を叶えるためにも、友人や家族と話しているように、気楽に思ったことを話してみてくださいね。

用意していた写真が大きく加工されている

インスタグラムなどのSNSからヘアカラー投稿写真を参考に持ってこられる方も多いのですが、フィルター加工がされていると本当の色味が分かりにくいことがあります。

なるべく自然光で撮っているような写真を選ぶと伝わりやすいですね。

美容師さんへのオーダーQA

長さはミディアム、イメージはフェミニンな優しい印象。髪色はピンクブラウンでツヤを演出。

Q:白髪染めをしたら暗くなりすぎるのでは?

白髪染めの薬剤は、明るい髪色を真っ黒までトーンを落とす黒染めをする際にも使います。そのため、おしゃれ染めとは異なり、染料には濃いブラウンが配合されているのです。

使う薬剤の明るさによって配合されているブラウンの濃さは異なるので、担当の美容師さんに希望の明るさを事前に伝えておくことで暗くなりすぎるのは避けられますよ。

Q:白髪染めでもおしゃれなカラーは可能?

最近のおしゃれなトレンドカラーは、日本人特有の髪の赤みを打ち消して、透明感たっぷりのくすんだカラーや赤みの少ないベージュカラーが人気です。

白髪染めには、白髪をしっかり染めるための赤味などの暖色系の染料が配合されているものがあり、くすんだカラーやベージュカラーは再現がしにくい場合があります。

オシャレ染めの薬剤とミックスして染める方法もありますが、白髪が染まりにくいデメリットもあるので、白髪の量や生え方を見ながら美容師さんと相談してみるのをおすすめします。

Q:勧められた追加施術が気乗りしない場合は?

カラーやパーマのメニューをした際に、「トリートメントも一緒にしませんか?」と案内される事も多々あると思います。美容師目線で言うと、サロントリートメントの効果の良さを実感して頂きたい……という思いがあるのですが、必要がないと感じたらキッパリと断って問題ありません。美容師としてはお客様に満足いただけるのが一番です。

大人女性におすすめのヘアスタイル・カラー

長さはロブ(ロングボブ、肩につくぐらいの長めボブ)、イメージはヘルシーでナチュラル感のある髪型。髪色はシアーベージュで、軽さを出しています。

長さはミディアム、イメージはかっこいい・おしゃれな髪型。髪色はブルーバイオレットで、クールさも可愛さもある、“こなれ感”のある雰囲気を演出。

長さはミディアムショート、イメージは爽やかでカジュアルな髪型。髪色はアッシュベージュで、ツヤを与えつつ若々しい雰囲気に。

長さはセミロング、イメージは優しく透明感のある髪型。髪色はアッシュブラウンで、ハイライトも入れることで立体感を出しています。

「パーソナルカラー診断」で自分に似合う色を知りたいなら

肌や瞳の色、血色などで分類される、パーソナルカラー。イエベ春、イエベ秋、ブルベ夏、ブルベ冬の4つに分類されます。

自分に似合う髪色がわからずいつも迷ってしまうなら、パーソナルカラーで選ぶのもおすすめ。

あなたのパーソナルカラーを診断して、自分に似合う髪色を知りませんか?

失敗しない美容院でのオーダー方法を詳しく解説いただきました。来店前に失敗しにくいオーダー方法を確認して、上手く美容師さんになりたい仕上がりを伝えてみてくださいね。

回答

北野紗希さん

美容師免許取得後、美容室にて数年勤務後、カラーリストに転向。現在は40代のお客様がメインのカラー専門店でカラーリストとして勤務。白髪やツヤなど年齢ならではのお悩みに寄り添ったカラーデザインを行う。

他にもヘアカラーリングの記事をチェック!

【出典】Pangaea / PIXTA(ピクスタ)

関連キーワード

ページ上部へ