ヘアデザインコンテスト作品展を初開催！ヘアカラーに強い美容師になりたい！将来の美容業界を支える学生へインタビュー

ホーユーヘアカラーミュージアムでは2024年12月3日（火）～2025年3月30日（日）の期間、1階企画展示室において「ヘアデザインコンテスト作品展」を開催しています。

初開催となるこの企画展は、愛知県名古屋市にある中日美容専門学校のヘアカラーリストコースで2024年7月23日に実施したヘアデザインコンテストの受賞作品を前期、後期に分けてトータル19作品を展示します。
ヘアデザインコンテストは2年生の夏に行われ、学生たちが習得してきた技術や発想力を披露する集大成として、5人前後のチーム制で実際のウィッグにデザインしたヘアカラーリングをします。こちらの記事では受賞された上位6位のチームリーダーの方に、制作意図や苦労したこと、ヘアカラーの可能性についてお話しをお聞きしました。

美容室の人手不足が社会課題となっている昨今、ホーユーヘアカラーミュージアムは美容業界の未来を担う若手を応援したいと考えています。

美容師になったら、たくさんのかわいいスタイルを発信したい、将来スマホ越しに見ても感動できるヘアカラーをしたい、という明るく前向きな学生の想いが詰まった作品をぜひご覧ください。

目次

• 中日美容専門学校とヘアデザインコンテストについて
• 未来の美容業界を支える若い世代を応援
• ヘアデザインコンテスト作品展は3月30日まで開催中
• 1位：Strawberry Princess　チームリーダー：小池紗那花さん
• 2位：Seafairy　チームリーダー：福井灯里さん
• 3位：ribbon　チームリーダー：中原楓夏さん
• 4位：UNICORN　チームリーダー：窪田穂菜実さん
• 5位：愛を探し求める人　チームリーダー：新美理左さん
• 6位：孔雀　チームリーダー：久田明日香さん
• ヘアカラーミュージアムでの展示の感想
• アンケートキャンペーン実施中！ 
• ヘアデザインコンテスト作品展開催概要
• ホーユーヘアカラーミュージアムについて

中日美容専門学校は、美容科7コース、トータルビューティー科3コースから選べる専門性の高いカリキュラムで、美容業界のスペシャリストを育成します。ホーユーでは、美容業界の未来を担う若手の育成のため、地元・愛知県でトップクラスの美容師国家試験合格率を誇る中日美容専門学校と、その学生を応援。自社の専門分野であるヘアカラーのスペシャリストを育成するヘアカラーリストコースにおいては、創設時からサポートしてきました。

モデルではなくマネキンのヘッドを使用したヘアデザインコンテストは、常識に捉われないクリエイティブ性の高い作品がそろいました。使用されたヘアカラー剤は、ホーユーのサロンカラーブランド「SOMARCA Lab.（ソマルカラボ．）」。ホーユーは本コンテストに協賛しており、今回初となるホーユーヘアカラーミュージアムでの作品展が実現しました。

ホーユーは「COLOR YOUR HEART 心に彩りを」をコーポレートスローガンに掲げ、自己表現のひとつとしてのヘアカラー、そして見た目や心までもが変わる瞬間のワクワクした気持ちを届けてきました。愛知県名古屋市に本社のあるホーユーは2023年5月に創立100周年を記念して徳川園の隣にホーユーヘアカラーミュージアムを開館。ミュージアムでの企画展を始め、地元である愛知県で行われるさまざまなイベントや活動へのサポートを通じて地域社会への貢献を目指しています。

今回の企画展も、地域貢献活動を積極的に推進するホーユーの取り組みのひとつ。ホーユーと同じく愛知県名古屋市に校舎を持つ中日美容専門学校の皆さんと一緒に、学生らしい自由な発想と多様な表現を発表する場を一緒に作り上げることで、ホーユーヘアカラーミュージアムは、未来の美容業界を支える若い世代を応援したいと思っています。

コンテストに上位入賞した1位から6位までの作品は、前期・後期ともに展示。さらに、前期では7作品を加えたトータル13作品、後期では6作品を加えたトータル12作品を展示します。
前期：2024年12月3日（火）~ 2025年2月  6日（木）
後期：2025年  2月8日（土）~ 2025年3月30日（日）

・作品について
アイデアを探している時に見つけた、いちごとホイップが何段にも重なったタルトがモチーフです。ウィッグを白いお皿の上にのせ、フォークとナイフを添えています。上から下に円錐状に広がる様子がドレスのように見えたので、リカちゃんのドレスにしよう！と思いつきました。実際に制作してみると、ドレスの段を表現する部分が難しかったです。メイクは、フランス人形をイメージ。できるだけ肌を白く仕上げ、青い瞳にツヤツヤの唇にしています。

・先生からの評価ポイント
圧倒的な発想力に驚きました。プレゼンも非常に上手で、周りを巻き込む力がありました。ケーキの段を表現するためのカットや、いちごとホイップに見立てたカラーを表現するためのブロッキングなど、技術的な面でも目を引く作品です。

・小池さんにとってヘアカラーとは
人生を豊かに彩るものです。人は第一印象の9割が見た目で決まると言われ、初対面で髪を見がちな私にとって、ヘアカラーは人生においてとても大事なものです。私がヘアカラーリストを志すきっかけは、SNSで見つけたレインボーカラーをする美容師さんでした。スマホ画面越しからでも感動できる、自分にしかできないヘアカラーを作り出したいと思っています。それにより、多くの人の人生を豊かに彩ることができる美容師になりたいです。

・作品について
海のイメージと、アニメキャラクターのイメージを重ねています。カラーやメイクはオレンジと水色に限定し、カットと調和するよう心がけました。メイクでそばかすを描き、日焼けした肌を表現。リップには、ツヤ感が増すようマニキュアを重ね塗りしています。ヘアスタイルは自分が大好きなショートにしつつ、一部に三つ編みを残してアシンメトリーにすることで非日常を演出。基本的に外ハネにしつつ、アレンジでインパクトを作りました。

・先生からの評価ポイント
カメラマンから「ダントツでかっこいい」と評価していただいた、とてもオシャレな仕上がり。シアンとマンダリンオレンジを取り合わせた配色が成功しています。髪をハネさせる分量や方向による、ショートヘアならではの動きのつけ方もよく考えられています。

・福井さんにとってヘアカラーとは
自分をさまざまな姿に変えて、自信づけてくれるものです。私自身、髪型を変えなくてもカラーだけで180度雰囲気が変わった経験があります。カラーは美容師の技術のなかでも目に見えて分かりやすく、お客様に喜んでいただける技術・知識です。今回使用した「SOMARCA Lab. （ソマルカラボ．）」はカラーを作る時の色と完成イメージの色がほぼ同じで、鮮やかでかわいい色がたくさん。普段のサロンワークでも、ポイントカラーとして使ってみたいと思いました。将来的には、私が大好きなショートヘアとデザインカラーを融合させ、たくさんのかわいいスタイルを発信していきたいと思っています。

・作品について
どの方向からでもリボンがかわいく見えるように考え、リボンをメインにしたふわふわした感じを表現しました。顔周りは短くレイヤーを入れて、ほかの部分はブロック分けしてからおだんごにする髪の長さを考えてカット。全体的に薄い色味なので、薬剤を薄めつつキレイに発色させるのが難しかったのですが、思った色味になってよかったです。メイクも薄めにして、ツヤ感を意識しました。

・先生からの評価ポイント
スタイリングの練習をしている時から目を引きました。全体的なバランスが上手くできています。顔周りはアネモネパープル、根本は黄色、中間から毛先にかけてはシアンを使い、あちこちに散らせた毛の動きで飽きさせません。

・中原さんにとってヘアカラーとは
ファッションの一部です。ヘアカラーだけで雰囲気を変え、自分を表現することができます。自分が美容師になった時、カラーに強い美容師になりたいと思っています。今回のコンテストでは、自分のデザイン案がチームのメンバーと協力することによって形になる達成感を味わうとともに、想像以上にかわいい色に仕上げることができ、改めてカラーをする楽しさを実感できました。

・作品について
7つのカラーが織り成す、幻想的な色のバランスがポイントです。隣や下にどんな色が来るのか、ものすごく考えました。前髪は長めに、目は瞑った状態にして、まつ毛をキラキラさせているので、ぜひ近くで見てほしいです。

・先生からの評価ポイント
1本の毛にいろいろな色が入っていて、根本、中間、毛先をそれぞれ変えています。さらに、仕上げではカールを入れているので、巻いた時のスタイリングを頭に描いていないとできません。配色の妙が光る作品といえるでしょう。

・窪田さんにとってヘアカラーとは
自分の個性を表現できるものです。授業でも、カラーの授業が一番好きだったので、カラーリストコースを選びました。今回のコンテストでは、すごくキレイなハイトーンや薄く淡いカラーに挑戦でき、とてもいい勉強になりました。

・作品について
ハート形にしたおだんごに注目してほしいです。ハートには、家族愛や友情としての愛、情熱的な愛などに見立てたそれぞれの色が、まだらに混じりあうように意識。結構上手くできたと満足しています。緑にカラーリングした波状の髪は、斜めに走らせることで永遠を表現しました。ぜひ、正面から観賞してください。愛し愛される人を大切にし、今後愛について考え、愛を求め理解したいと願うみなさんに届きますように。

・先生からの評価ポイント
おだんごだけでなく、刈り上げた後頭部やリップなど、あらゆるところにハートが盛り込まれています。おだんごは、大きすぎると壊れやすくなり、小さすぎるとハートの形が分かりづらくなるため、ちょうどいい大きさでしたね。

・新美さんにとってヘアカラーとは
その人自身の雰囲気や心持ちまでも変えてしまうくらいの影響力を持っているものです。黒髪の人がブロンドになったり、ブロンドの人が赤髪になったり、髪色が変化することで雰囲気がガラリと代わり、新しい自分になれるのではないかと思います。そんな新しい自分を発見することで、気持ちも前向きになります。また、1つのファッションであるヘアカラーを好みの色に染めたり、髪の色だけで個性を表現したり、その人自身の魅力を伝えられるヘアカラーには大きな可能性を感じています。

・作品について
スタイリングは全体的に軽く、外側にふわふわとハネさせて孔雀の羽をイメージしました。「SOMARCA Lab. （ソマルカラボ．）」はパキッとした発色のいい色が出しやすいと聞いていたので、カラーリングはなるべく原色にしたかったのですが、色の境目になるグラデーション部分は汚い色にならないように、両方の色を薄めて重ねています。「SOMARCA Lab. （ソマルカラボ．）」は色の想定がしやすい絵具のようなカラー剤で、美容学生の私でも簡単にキレイなカラーが作れたのですごく楽しかったです。

・先生からの評価ポイント
まさに孔雀のような華やかさがあり、美的センスがすばらしい作品です。黄色とブルーが混ざる部分はグラデーションで緑になっていますが、色が濃すぎると嫌味っぽくなるところを、この作品では非常にうまくまとめてきました。配色バランスが巧みです。

・久田さんにとってヘアカラーとは
自分の“好き”を表現できるものです。自分の好きな色にしてみたり、推しに合わせた色にしてみたり、季節によって色を変えたり、私自身もその時々によって色を変えて楽しんでいます。ヘアカラーはこれからの主流であり、より高度な技術が求められると思います。どんな髪の人にも希望するカラーをできるよう、たくさん勉強をして理解を深めていきたいです。

あとがき
今回、多くの方にご覧いただけるよう企画展の開催に至りました。中日美容専門学校の皆様にはポスター撮影にもご協力をいただき感謝しています。今回の展示作品にご協力いただいたリーダーの方からこの撮影がご褒美みたいと言っていただき、一緒に企画展を作り上げられたことを嬉しく思います。
ご紹介している上位作品のみならず、前期・後期で入れ替えて展示する作品も力作ぞろい。新世代の皆さんのレベルの高さに驚かされるとともに、美容業界の明るい未来を確信できるまたとない機会となりました。ぜひ会場に足を運び、私たちが感じた美容業界の明るい未来に共感していただけますと幸いです。

企画展の開催を記念してキャンペーンを実施します。記事の感想をお寄せください。抽選でカラーダメージを補修し、“今と未来”の美しい髪を実現するための素材を育む「プロマスターカラーケア」シャンプー＆トリートメントをセットでプレゼントします。
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ホーユー SOMARCA Lab. × 中日美容専門学校presents
ヘアデザインコンテスト作品展
開催期間前期：2024年12月3日（火）~ 2025年2月  6日（木）
開催期間後期：2025年  2月8日（土）~ 2025年3月30日（日）
場所：ホーユーヘアカラーミュージアム
TEL：052-559-4931
入場料：無料
開館時間：10時～17時
休館日：毎週月曜日、祝祭日
アクセス方法：https://www.museum.hoyu.co.jp/
※団体のご利用について
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日本初※1の、ヘアカラーに特化したミュージアム。ホーユーのコーポレートスローガンである「COLOR YOUR HEART 心に彩りを」を体現する場所として、創立100周年を機に2023年5月に開館しました。
1階は企画展示室になっており、ホーユーの取り組みやヘアカラーにまつわるさまざまな企画展を開催。2階は日本のヘアカラー史を学ぶコーナーで、ヘアカラーの魅力を体感するアトラクションも楽しめます。3階はホーユーの歩みを紹介する展示室。館内ツアー（予約不要、無料）も行っています。

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2023年5月　ホーユー調べ「日本国内におけるヘアカラーミュージアムとして」