おすすめの
キーワード
ブリーチなしの透明感ヘアカラー!グレージュ・ミルクティー・ピンクなど明るめカラーも
2023.02.27
ヘアカラーリング
「ブリーチなしでできる透明感溢れるヘアカラーは?」「ブリーチなしのトレンドカラーが知りたい!」このような声をよく耳にします。
職場の規定や学校の校則で、ブリーチができない方も多いかもしれません。しかし、ブリーチをしなくても、透明感溢れる髪色に近づけることは可能なんです。
そこで今回は、ブリーチなしでできるトレンドカラーについて、透明感を出すための方法や、おすすめの色みも併せて解説していきます。
この記事を読んで、やってみたい理想の髪色を見つけてみてくださいね!
- 目次
ブリーチなしでどこまで染まる?
ブリーチとはブリーチ剤を使って髪色を明るくすることを指しますが、ヘアカラーにも髪色を明るくするブリーチ効果があります。
ブリーチ剤には黒髪をブラウン程度まで明るくできるタイプと、ライトブラウン程度にまで明るくできるより強力なタイプがあり、後者のタイプのブリーチ剤を使い髪を明るくすることを一般的にブリーチと呼んでいます。
一方、ヘアカラー剤は前者のタイプに染料を入れたものとほぼ同じで、明るさによって染料とブリーチ成分の比率が異なっています。
しかし、髪の毛を染める目的のヘアカラー剤では髪色を明るくすることに限界があります。
ブリーチなしのヘアカラー1回でできる明るさの限界は、髪質等によっても変わりますが12~14レベルです。
初めてカラーをする黒髪の方は、髪質が柔らかく軟毛の場合で、一番明るい薬剤を使用して10~12レベルぐらいまで明るくすることが可能です。
一方で、髪質が硬く剛毛の方は、同じ薬剤を使っても7〜8レベルぐらいまでしか明るくならないこともあります。人によって、何回カラーをすれば希望する明るさまでもっていけるかは異なります。
元の髪色から、ブリーチなしで何回染めると一番明るくできるのか、担当の美容師さんに相談してみてくださいね。
ブリーチなしで理想の色みを出すには?
ブリーチなしで理想の色みを出すには、染める前の「元の髪色」が重要となります。ブリーチなしで表現できる髪色にはどうしても限界があるので、自分の髪質や髪色に合った方法で、理想のヘアカラーを作り上げていきましょう。
ここでは、ブリーチなしで理想の色みを出す方法を紹介していきます。
1:同じ系統のカラーを繰り返す
初めて黒髪からカラーをする方や、元々の髪質で赤みが強い方は、1回のカラーで理想の髪色に近づけるのは難しい場合もあります。
しかし、同じ色みのカラーを繰り返し行うことで、少しずつ表現できる髪色の範囲が広がり、理想の髪色に近づけることが可能になります。
1ヶ月〜1.5ヶ月ほどの周期で定期的にカラーを続けることで、綺麗な髪色の状態を維持できますよ。
自身がやりたい髪色は、今の髪色の状態からどのくらいのカラーの回数と期間で近づけられるのか美容師さんに聞いてみてくださいね。
2:色みが出やすい暖色を組み合わる
暖色は、日本人の肌に馴染みやすく、肌の血色も良く見えるので人気があります。繰り返し暖色系で染め続けると、より綺麗に暖色の色みを表現できます。
暖色系は、髪の毛内部に染料が入りやすいので、色持ちが良いです。色落ちも緩やかなので、綺麗な髪色を長く楽しめますよ。
また、パサついて見えやすい毛先も、暖色系の色を入れると艶っぽく見えるので、髪を綺麗に見せたい方におすすめです。
3:カラーシャンプー・カラートリートメントで髪色をキープする
カラー直後は、髪に綺麗な透明感が出ていても日が経つにつれて髪の毛から色が抜けるので透明感は薄れていきます。
シャンプーやトリートメントに染料が配合されているカラーシャンプー・カラートリートメントを使って色素補充することで、髪の毛に染料を浸透・定着させて、退色を防ぎ、髪色を長くキープすることが可能です。
カラーシャンプー・カラートリートメントはさまざまな色みのものがありますので、自身の髪色に合った色を選びましょう。
特に、ナチュラルなブラウンやベージュ系の髪色に染めた後に色が抜けて髪のギラつきが気になったときは、ブラウンのカラーシャンプーで髪色をキープするのがおすすめです。少し色みが抜けてきたかな……と感じ始めたら使い始めましょう。
ヘアカラー後の髪を、やさしくいたわる
- あわせて読みたい!
ブリーチなしカラーのメリット・デメリット
ブリーチをしない場合のヘアカラーのメリットとデメリットを紹介していきます。
メリット1:ダメージが少ない
ブリーチは髪の毛の色素を抜くので、髪への負担が発生します。
一方で、通常のヘアカラーのみの場合は、髪へのダメージがブリーチと比べると少なくなります。
なりたい髪色がブリーチなしでもできるのであれば、極力ダメージが少ない方法でカラーをすることをおすすめします。
メリット2:ナチュラルな髪色になる
ブリーチをすると、髪の毛のメラニン色素の多くが分解されるので、いわゆる金髪に近い状態になります。そのため、カラーでのせる色が本来に近い色のまま発色しやすく、鮮やかな原色のような髪色にすることも可能です。
一方で、ブリーチをしない場合は、髪の毛にメラニン色素の茶色みがある程度残っているので、ブラウンベースのナチュラルな色に仕上がります。
染めた後の色落ちで金髪になる心配もなく、ナチュラルなブラウンに色落ちしていきます。カラーの頻度も、ブリーチありの髪の毛と比べて少なくすみます。
初めてカラーをする方や、ナチュラルな印象の仕上がりになりたい方は、ブリーチなしのカラーリングをおすすめします。
デメリット1:明るさを出しにくい
ブリーチをせずに通常のカラー剤のみで染める場合、髪質等によっても変わりますが、12〜14レベルの明るさが限界です。
ハイトーンのホワイトカラーやシルバーカラーなどは、どうしてもブリーチをして明るさを出さないと表現できない色みです。そのため、ハイトーンカラーにしたい方は、ブリーチが必須となります。
デメリット2:鮮やかな色みを出しにくい
白い画用紙に色をのせるのと、茶色や黒の画用紙に色をのせるのとでは、白い画用紙のほうがのせた色がはっきりと分かると思います。
髪の毛の場合も同じで、ブリーチをしていない状態の黒や茶色の髪の毛だと、鮮やかな色みは出しにくいのです。
原色のような色みにしたい場合は、美容師さんにブリーチが必要なのか聞いてみましょう。
ブリーチなしのトレンドヘアカラー
トレンドのヘアカラーは、ブリーチが必須と思われがちですが、ブリーチをしなくても取り入れられます。
ブリーチありとなしとでは、どうしても色の発色や明るさに違いはでますが、ブリーチをしなくても理想のカラーに近づけることは可能なのです。
ここでは、ブリーチなしのトレンドカラーを紹介していきます。
透明感重視のアッシュ
アッシュは、世代や季節を問わず人気なカラーです。
青をベースとして染めていくので、日本人特有の髪の赤みを消してくれます。アッシュカラーには、透明感抜群の外国人風な仕上がりになる魅力があります。
髪がくすみがかった色になるので、クールで大人っぽい印象になり、普段と雰囲気を変えたい方におすすめのカラーですよ。
寒色系の青が配合されているので、室内では暗くて色みが分かりづらく見えますが、太陽光に当たると、透け感のある髪色になれるのがアッシュの最大の魅力です。
また、アッシュは他の色みとミックスすることも可能なので、自分に似合うアッシュ系ヘアカラーを見つけてくださいね。
柔らかい雰囲気のミルクティーベージュ
ミルクティーベージュとは、その名の通り、ミルクティーのようにまろやかで柔らかい色みのカラーです。肌馴染みも良く、柔らかく上品な印象になります。
完全に赤みを取り除く必要があり、ある程度の明るさが必要なのでブリーチなしで再現するには限界があるカラーですが、求める明るさや自身の髪質によっては理想を叶えることができるので、美容師さんに相談してみてくださいね。
落ち着いたおしゃれ感のグレージュ
グレージュは、グレーとベージュをミックスしたカラーです。暗めのトーンでもしっかりと赤みを打ち消してくれて、透明感も抜群でまろやかさもある人気なカラーです。
グレーはさまざまな色みとミックスすることも可能で、薬剤の配合次第で程よく、くすみがかった今っぽい髪色になります。
外国人のような柔らかい髪色で、垢抜けた印象の髪色に仕上がるのがポイントです。
女性らしさを引き出すピンク
ピンクやオレンジなどの暖色系は、日本人が元々多く持っているメラニン色素と相性が良いです。髪質や元の髪色にもよりますが一回のカラーで綺麗に発色してくれます。
ハイトーンな淡いピンクが希望の場合は、ブリーチが必須です。
ブラウンベースのピンクブラウンは、髪にツヤを与えてくれて、可愛くなりすぎずに華やかな印象に仕上がるので、どの世代の方にもおすすめですよ。
明るさは、7〜8トーンぐらいが最もピンクの色みが濃くでやすく、染めた後の色持ちも良いです。
トレンド感満載のオレンジ
オレンジは、アクティブで明るい印象を与えてくれるトレンド感満載なカラーです。暖色系なのでブリーチなしでも取り入れやすく派手になりすぎないので、髪色の規定がある方でも挑戦しやすいカラーです。
また、髪にツヤを与えてくれるので、パサつきやすい毛先も傷んで見えにくいというメリットもあります。日本人の肌に馴染みやすく、中でもイエローベースの方におすすめな色みです。
クールさを引き出すブルー
ブルーは、ブリーチをしていなくても、赤みを打ち消して髪に透明感を与えてくれる優秀なカラーです。寒色系なので、大人っぽくクールな雰囲気になりたい方におすすめです。
ブルー系の色みで暗髪にすると、室内では一見暗髪に見えますが、外で見ると髪に透け感が出る点も魅力的です。
大人びた印象のオリーブ
ほどよくくすみ、こなれた印象を与えてくれるのがオリーブです。緑は赤の反対色なので、髪の赤みを打ち消してくれて、抜群の透明感が手に入りますよ。
ベージュとオリーブをミックスしたオリーブベージュも人気があり、髪にまろやかさがでて、上品で優しい雰囲気になれます。
市販でできる!ブリーチなしのセルフカラー
家でカラーを済ませたいときに便利な市販のヘアカラーを紹介していきます。
白髪染め・ファッションカラーのうち、ご自身の髪の状態に合った物を使用してくださいね。
黒髪用ファッションカラー
ビューティラボ ホイップヘアカラーは初めてカラーをする方でも簡単に染めることができる泡タイプなので、使い方に迷うことなく使用できますよ。
全18色の色のバリエーションがあるので、さまざまなカラーを楽しめるのも魅力の一つです。
ビューティラボには、うるおい成分(はちみつ・果実・植物成分)が配合されており、アフターカラー美容液もセットで入っているので、染めた髪の毛に潤いを補給することが可能です。
髪に塗布しやすい「ふんわり泡」
ちらほら白髪用ヘアカラー
おしゃれ染めから白髪染めに変えるほどの白髪はないけれど、ちらほらある数本の白髪も染まってほしい……という方におすすめなのが、シエロ デザイニングカラーです。
ちらほら白髪もカバーしつつ、おしゃれな今っぽい色も楽しめるカラー剤なのです。
ピンク系からアッシュ系まで14色の多彩な色のバリエーションがあり、明るさも選ぶことができるので、おしゃれを楽しみながらヘアカラーができます。
白髪用ヘアカラー
気になる白髪をしっかりカバーできるのが、シエロ ムースカラーです。
ムースタイプなので、初めての方でも塗りやすい。残った薬剤は次回に取っておけるので、顔周りだけ染めたい! というときにも使えて便利。
カラー剤特有の気になる匂いをしっかり抑えているので、やさしいフローラルの香りに包まれながらご自宅でのヘアカラーを楽しみましょう。
ヘアカラーを安全にお使い頂くために
- ※使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。
- ※ヘアカラーでかぶれたことのある方は絶対に使用しないでください。
- ※ご使用の前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をしてください。
- ※本記事による商品の推薦はLICOLO編集部によるもので、当記事に登場する美容師の推薦ではございません。
ブリーチなしヘアカラーについてよくある質問
ブリーチなしヘアカラーについて、よくある質問を紹介していきます。
Q.ブリーチなしのカラーの色持ちは?
仕上がりの髪の明るさや色みの濃さ、髪のダメージ状態にもよりますが、おおよそ1ヶ月〜1.5ヶ月ぐらいで色が落ちます。ヘアカラーは、カラー剤のアルカリ成分によってキューティクルを開けて、内部で染料が発色して定着する仕組みです。
ダメージをするとキューティクルの隙間からカラーの染料が流出しやすくなるので、日々のケアをしっかりと行わないといけません。
カラーケア用のシャンプーやコンディショナーを使う、アイロンやコテの設定温度は低めにするなどの工夫をして、1日でも長く綺麗な色を保てるように意識しましょう。
アミノ酸系の優しい洗い心地とカラーダメージケアで美しい髪へ
Q.ブリーチなしダブルカラーってなに?
ブリーチをせずに、2回に分けて髪を明るくする施術方法として、ブリーチなしのダブルカラーというものがあります。
おしゃれ染めの明るい薬剤を使用して染めると、髪の毛の内部のメラニン色素が分解されて、髪が明るくなります。明るくなった髪の毛に、理想の髪色の薬剤を乗せると、ブリーチをしなくても、綺麗な発色を作り出すことが可能なのです。
1回のブリーチで一気に明るくするより髪へのダメージも軽減できるので、染める工程と時間は要しますがおすすめの方法です。
しかし、1回のカラーで染めた場合よりも色落ちが早く、色落ち後も明るめの髪色に戻るので、暗めの髪色が好みの方は、定期的に色を入れる必要があります。
髪をいたわりながら髪色を楽しもう!
ブリーチをしなくても、透明感溢れる髪色を楽しむ方法を、メリット・デメリットも併せて紹介しました。
トレンドカラーも含めて、たくさんある髪色のバリエーションの中から、気に入った色みが見つかるといいですね。髪をいたわりながら、おしゃれなヘアカラーも楽しみましょう。
- こちらの記事もオススメ!
他にもヘアカラーリングの記事をチェック!
【出典】metamorworks / Shutterstock、Eri 、Ushico、 ADYoshi 、metamorworks、mits、マリン / PIXTA(ピクスタ)
【画像】鴻池香絵子、shiori
関連キーワード
編集部のおすすめ