アッシュはどんな髪色？透明感ヘアカラーを解説

人気の髪色として定番となっているアッシュカラー。サロンでもオーダーする若い女性が多いですが、大人女性にもアッシュカラーはおすすめなんです。

アッシュカラーの特徴や大人女性におすすめのアッシュカラー、お手入れ方法まで人気美容師の解説つきでご紹介！

目次

• 人気の髪色「アッシュ」とは？
• アッシュの特徴
• 自分に合ったアッシュの選び方は？
• 大人女性にオススメのアッシュカラー４選
• カジュアルで大人可愛い「ピンクアッシュ」
• 上質感たっぷりで圧倒的人気「アッシュブラウン」
• 知的かつ若々しさあふれる「アッシュグレー」
• 抜け感のある仕上がりでオシャレ度も満点！「アッシュベージュ」
• アッシュを長持ちさせる正しいお手入れ方法
• 「この色で染めたら、どんな雰囲気になる？」を知りたいなら

まずはアッシュとは、具体的にどのような色味でしょう？英語のAshからきており、直訳すると「灰色 」になりますが、ヘアカラーの場合は「くすんだグレー」を意味します。
実際には、アッシュのカラー剤はグレーではなく青の染料が入っており、日本人の髪にある赤みを打ち消すことでくすみのあるグレーを帯びた髪色になります。薄いグレーなので単色使いよりも、他の色と組み合わせて使うことの多いヘアカラーです。

アッシュカラーの一番の特徴は、日本人の黒髪特有の赤みを抑え、透明感のある色味に仕上げられることです。

ブリーチをせずとも、アッシュカラーで透明感を出すことができます。髪の毛を傷ませたくない方や、学校や職場などで髪色に制限 がある方でもブリーチをせずにさりげない透け感を出せるカラーです。
ブリーチをした場合は、アッシュのくすみのある絶妙な色味をしっかりと表現しやすくなります。

また、アッシュは他のカラーと組み合わせて色合いを楽しめるという点も魅力となっています。アッシュ単体ではブルーの寒色系カラーのためクールな印象になりますが、グレージュやベージュ、ピンクなどと組み合わせることでより抜け感のある柔らかい印象となります。

さらに、さりげない立体感やツヤを演出するため、ハイライトとしてアッシュを選択するもアリ。なりたい髪型に合わせて、さまざまな使い方ができるのも大きな特徴です。

アッシュカラーはバリエーションが豊富なぶん、どの色味を選択すれば良いのか分からない。そんな人は、自分の髪質や髪型に合わせてカラーチョイスをするのが良いでしょう。

1：髪が多くてパサつきやすい【ブラウン系アッシュ】

髪に透明感がなくゴワつきが目立つ髪の場合、落ち着いたブラウンベースを選択するのが一番。その上にアッシュカラーをかぶせることで、透明感がグッと増します。世代を問わず、多くの人に対応できる優秀カラーで、グレー専用カラーと混ぜて使うこともできます。

2：髪をふんわり柔らかく見せたい【ピンク＆ラベンダー系アッシュ】

ペールトーンのカラーは、髪にフワッとした質感とボリュームを与える効果があります。ただし日本人の黒髪には発色しにくく、単色使いでは色が沈んでしまうことも。アッシュを混ぜることで華やかな色を与えると同時に、ふんわり感をアピール！

3：髪に動きを与えたい【ベージュ系アッシュ】

毎日アイロンを使っている人は、熱ダメージを防ぐためにも短時間で動きの出るスタイルが絶対条件。そんな人には、柔らかい動きとツヤを演出するベージュ系がオススメ。ミルクティーカラーのような明るいトーンにすれば外国人風に、暗いトーンにすれば落ち着いた印象を与えます。

4：キリッとした印象の髪型に仕上げたい【暗髪系アッシュ】

ダークグレーにアッシュを混ぜた暗めアッシュグレーは、赤みを極力抑え、青みがかった雰囲気が特徴。髪にツヤを与えると同時に肌色を明るく見せる効果を与え、気になるくすみ肌もカバー。ハイライトを部分的に入れると白髪をぼかす効果も。

自分のなりたい髪型と髪状態と照らし合わせて、自分にぴったりのアッシュカラーを選んでみて！

大人女性におすすめの落ち着いた抜け感のあるアッシュカラーをご紹介。お肌のくすみや髪のパサつきなどのお悩みにも対応するカラーなのでぜひ試してみて。

BEFORE

オーソドックスなボブスタイルは明るいカラーで重さを軽減させたものの、どこか固さの残る印象に。

AFTER

ピンクアッシュのカラーを加えることで、丸みのあるシルエットや柔らかい質感を強調！

BEFORE

どんな肌にもなじみやすいブラウンカラーも、黄みが強いと肌色を悪く見せることも。

AFTER

ナチュラルブラウンにアッシュをプラスさせれば、肌色が一気にトーンアップ！ ツヤも出しやすく、束感ウェーブにもお似合いです。

BEFORE

AFTER

白髪をしっかり染めて顔色を明るく見せるダークカラーは、髪に動きを出しにくいのが難点。ベースカラーにアッシュを混ぜることで、躍動感のある仕上がりを叶えます。もちろん、髪の輝きも一気にアップするので、若見えさせたい大人女性は試してみる価値アリ！

BEFORE

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赤みと黄みの強いダークカラーは、髪のツヤは保てても野暮ったい印象を与えがち。赤み、黄みを極力抑えたアッシュベージュなら、トレンドヘアに雰囲気が早変わり！ くすみカラーが主流のトレンドファッションともマッチしやすく、髪のツヤもしっかりキープ。

せっかく希望通りのヘアカラーに仕上げても、間違ったスタイリングやヘアケアを続けていると本来の髪色がキープできず、残念な印象になってしまいます。
特に、アッシュは日本人の髪色にない青みを入れるため色落ちを感じやすいカラーです。髪の状態にもよりますが、色落ちはカラー後２週間後あたりから始まるため、カラーキープのためのケアが重要です。

シャンプー＆トリートメントでカラーケア

カラーケア用のシャンプー＆トリートメントを使う習慣を取り入れることで、カラー後のダメージケアを行うことが重要。
PROMASTER COLOR CAREは髪質の悪化や色落ちが早く感じる原因となる「毛髪不均一化現象」に効果的アプローチする毛髪内部補修成分「LMCイコライザー」※に着目。カラーダメージを補修し、“今と未来”の美しい髪を実現するための素材を育みます。

※コラーゲンアミノ酸、（水添ヒマシ油／セバシン酸）コポリマー、マンゴー種子脂【毛髪補修】

カラーシャンプーで髪色キープ

カラーの2週間後あたりからは週に数回いつものシャンプーをカラーシャンプーに替えてみると良いでしょう。カラーシャンプーでキレイに染めたアッシュの髪色をキープします。

ヘアオイルでスタイリング

ヘアカラーを生かしたスタイリングを心がけるなら、ヘアオイルを使うのがオススメ。アイロンを使う場合はスタイリング前に全体にオイルをのばしてベースを整え、仕上げに髪をほぐしながらオイルをつける習慣をつけましょう。

オイルは髪内部に留まったカラーの流出だけでなく、熱ダメージを保護する働きがあります。さらに表面にオイルをつけることで、髪のツヤを引き立てる働きも。カラーを美しく見せるためには、オイルの力は絶大！　自分好みの量に調節して、正しく使う習慣をつけましょう。

色選びに悩むという方におすすめなのがスマホで簡単にできる「髪色シミュレーション」。

豊富なラインナップの色に自分の顔を当てはめるからイメージをつかみやすいですよ！

出典】Eri / PIXTA(ピクスタ)

Photograph／Yusuke Ito Text／Junko Miwa